筆者が30代のころ5社のお仕事に携わることがありましたが、いくつかの会社で、なんか企業文化が違うかな…と感じたことがありました。企業文化というか、ノリが違う、ということだっただけだったのですが、その企業独自で使われる共通の言語、共通の認識、共通の道具が、途中から入社し、他の企業との比較ができる筆者には「勉強なります…」「さすが!大手は違う!」と思うこともあれば、「え…そんな感じ…?」「え、この人そんな怒り方するの…?」という会社もありました。弊社は中小企業なのですが中途入社したときに、「え?この規模の会社でこんなことできるの?」とか「この規模の会社なのに意外に(失礼な感じですけど)やってるんだ…」と思いました。
ある企業では、朝礼が始まっているにもかかわらず、滑りこんでくる女性社員がいました。ほぼ毎日です。筆者はてっきり彼女はフレックスタイム制の人なのかと思っていましたが、あとで他の社員に聞くと、そうではなかったらしいです。会社としてルールを明文化しておらず、また彼女自体が優秀なスキルを持っている人で仕事で経営者から評価されており、上司や同僚は注意をすることができなかった…ということでした。もちろん、遅刻をしているが注意をされない人がいる、ということは、ひそやかに他の従業員の不満にもなっていました。
企業文化の違いは何によって決定されるか
主の仕事でいい仕事をしているから、遅刻はよしとするのか、それは社会人として当然ダメでしょう、とするのか、それはその企業の文化、とも言えそうですが、さすがにこの例は、他の従業員の不満の元となるのではないでしょうか。実際、筆者に実情を教えてくれた社員は結局仕事を辞めました。遅刻を許される人がいる、という1点で辞めたわけではないでしょうが、そのこと一つとってもお察しです。企業文化となってしまっている何かがよろしくない方向だったのでしょう。その優秀な従業員は会社にとって必要な人材だったのは間違いないでしょうが、他の従業員が辞めていく結果、離職率があがり、人手不足になり、労働環境も悪くなりがち…そして収益があがらなくなるという離職による負のスパイラルになってしまいます。
弊社では、人材教育を通して、共通の言語、共通の認識、共通の道具を育み、企業文化として根ざしています。時間がない、忙しいというところで教育は後回しになりがちですが、弊社では、教育は何よりも優先する事項として考えられています。


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